「バカ、おせーぞ。」



運動神経良くて、勉強もできる。



それにちょーイケメンで、俺様キャラ。



あたしの彼氏、茂野蓮。




「うるさいなぁー。」


そう言ってあたしは蓮の自転車の後ろに乗る。



ここがあたしの場所。



「出発‼︎」



「はいはい、姫様。」



蓮は自転車をとばす。


そして、あたしは蓮の背中をギュッとつかむ。


「ちょっと蓮、早いって。」



「お前が起きるの遅いから、とばさないと間にあわねぇーの。」



「いつものことでしょ。」




あたしの王子様。



小さい頃からずっと一緒で、



ずっとあたしを守ってくれた。