「高坂が一番か。」 くる人くる人そう言って行くが、俺があいつの家まで迎えにいってるんだけどな。 「なあ、お前ら何時に来てんの?」 3年の部員、秋元。 「七時にはもう走り始めてるぐらいかな。」 「おう、まじでか。」 「おう。」 俺たちはあいつの分まで夢を背負わなければならないんだ。 試合に出れないのを分かりながら、誰よりも努力をするあいつの無念も背負わなければならない。 ならないじゃない‥‥‥背負うんだ。