「ひっくっ……うっっ。」
次の日蓮のお葬式が行われた。
葬式に出席してたんだけど、亡くなった蓮の顔を見たら、絶えられなくなって外に出てきた。
「凛っ。大丈夫?」
「うっっ、ひっくっ。」
莉子と白石があたしを心配して見に来てくれた。
「こんな時にだけど、これっ。」
そう言って渡されたのは手紙。
「蓮から頼まれてたんだ。いつでもいいから読んでやってくれ。」
「うっっ…わかった。」
あたしはその手紙をポケットに閉まった。
「凛、今は辛いと思うけど、頑張ろ?」
「うっっ…うん。ありがと……。」
あたしは、莉子に抱きついて泣いた。

