【奈田憂樹side】 今、私何されてる? 突然付き合ってなんて言われて… 「早馬くん?」 「冗談じゃないから」 早馬くんはそう言うと、いなくなってしまった。 ずるい。 早馬くんの気持ちは何? 「移動しないと」 走って私は自分の気持ちと向き合うのを止めた。 「遅いぞ~、奈田」 「すみません…っ」 肩で息をする。 「早馬知ってるか?」 「いえ…」 「新崎は何か知らんのか」 「俺はわかんないですよ」 新崎くんは少しだけ楽しそうに言った。 新崎くんが違うように見えた。