「奈田」


「ん?」


「これからあそこ、好きに来いよ」



そう言うと堤防の橋の下を指さす。




1号のいる場所…




「わかった!私も色々持っていく」



「ありがと」



その後適当な世間話をしつつ、



学校に入ると──────



案の定、みんながチラチラとこっちを見てくる。



『あれって早馬くんだよね?隣にいるの彼女?』



『えー?嘘、あんな普通の子?』



目の前の女子2人がそんな話をしてる。




「文句あんの?俺が友達といて」



あえで友達゙を強調して言った。


「ごっごめんなさい…」



そう言うと気まずそうに走っていく二人。