でも、実際には俺『たち』と話すのをことごとく避ける、避ける。 わかりやすすぎる。 「今日も話しかけらんなかったな~」 違うわ。 話しかけられる可能性が限りなく0に近いんだ… 「なあ、1号。どうしような」 そう話しかけても知らんぷりでむしゃむしゃ餌を食べる。 「お前まだ食うのか~」 元気なことは良いことだ。 1号とは言うが2号 3号はいない。 俺の猫は、 1号だけ。 そんな時、教室の扉が開いた。