「ごめんね、新崎くん」


「大丈夫大丈夫」


またニコニコと。


「じゃ、奈田また後で」


「うん…じゃあね」



『クラスメイトとの親睦会』



『クラスメイトなんだし』




そう、だよね…クラスメイトなんだし皆と仲良くしたいもんね。



「………」



「憂樹~」


その声に階段を覗くと未胡がこっちに来ていた。



「未胡?どうしたの?」



そう言うと、めんどくさそうに腰に手を当てて



「…ま、気にしないで」



と言われた。



「?わかった…?」



私は不思議になりながらも頷く。