「ま、真言くん!」


「ん?」


「私はさ、真言くんの出す言葉が大好きで…、

もちろん他の所も含めて大好きなんだけど」


私…何言っちゃってんだろ。




「『好きな人を作るのと、彼氏を作るのは関係なくない?』って言葉が今でも忘れられなくてさ。」


「うん」



真言くんは少しブランコで揺れながら話を聞いてくれる。


「…今となっては関係あるけど、でも」



真言くんが立ち上がった。




「でもはなし」