「…」


暫くして、真言くんとレトリバーのサチくんは本当に仲良くなった。


いいなあ。


その様子を見つめることしかできなくて。



いやいやいや!暗くなったらだめだよね。



「真言くん」


「ん?」


「わ、私1号のおもちゃ買ってくるね」


「え、俺払うよ」


「大丈夫だから!真言くんはサチくんといなよ」



そう言ってさっさと会計を済ませる。