それから数日して、 憂樹が少し様子が変な気がする。 つっても俺も本人を前にすると、違和感を感じてそれを口に出せない。 「ちょっと、飲み物買ってくるね」 「俺も行くよ」 うん、と嬉しそうな顔だけで俺は安心して。 憂樹が飲み物を選んでるのを隣で待ってる時だった。 「…ま、真言くん」 「ん?」 「………………」 …俺よりも身長がない小さな憂樹の体が、 俺を抱き締めた。