サラサラと字を並べる。


「…」


その時だった。


後ろから何かにつつかれる。



振り向くと─そこには口の前で人差し指を立てる早馬くんの親友、新崎健祐(ニイザキ ケンスケ)くんがいた。





そして、そこには『昼御飯食べ終わったら屋上に来て?』




の文字って…え?



新、崎くん?



私があまりにも不審な顔をしたためか少し笑みを浮かべた。




「奈田!」



「は、は、はい?」



「ちゃんと前向け」



「すみません…」



今日の授業はこんなことばっかだ。




よくわからないことだらけ。



そして、変わったことだらけ。