「だめ」 その瞬間、早馬くんが起き上がっていた。 「こいつ、今日俺と約束あっから」 先生が顔をしかめた。 「ちょ、早馬くん」 「なあ、奈田?」 みんなもこっちを向いた。 「まずさあ、なんで奈田が居残りなの?」 先生が「もっとレベルの高い授業を受けさしてるんだよ」と答える。 それ、言っちゃまずいんじゃ…