『大好き』… 「やっと、言えた…」 早馬くんは嬉しそうに本当に嬉しそうに目を閉じて。 昼休みを終わらせるチャイムが響く。 「…戻ろっか」 自分の体を起こして、私に手を伸ばす。 「皆も心配してる。…奈田が屋上から落ちたなんて言うから」 …え? 「落ちたっていうか落ちた訳じゃねぇんだけど~、とかよくわかんないこと言うしさ」 早馬くん、なんで声震えて… 「……………怖かった。…でも、もう何にも怖いことなんてさ―――――」 ないんだから。