「真言、最近おかしくね?」


「わかるわかる。ぜってえおかしい」


「そう?俺は別に…」


「もしかしてまだ、奈田のこと引きずってんの」



そう言われた瞬間に何にもない廊下で転びかけた。



「は!?まじかよ!?」


「おま…っ!?」



「ちげえって!今のはたまたま…」




俺が振り返った瞬間、目に入ったのは



柵瀬の金髪。