「…私、早馬くんと仲良くなってからよく言われるんだよね」
それはすっごく驚いて
「でもさ、私はそんなにも純粋じゃないし、
人に本音ぶつけたり
誰かを好きになったり嫌いになったりして
それだけで何かが無くなるのが怖いだけだから」
明はそれでも表情を変えない。
そのまま――――目を閉じた。
「今、言ってることは嘘なの?」
「…そんな訳…」
おでこを人差し指でつつかれた。
「なら、それは人に本音ぶつけてんじゃない?」
た、確かに…。
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