いつも通り堤防を歩いていると、


早馬くんが一人で座ってるのが見えた。



珍しいな…



「1号、連れてこよっかな」



久しぶりに早馬くんにも会いたくなってるだろうし。



何となく話しかけにくくて家に急いで戻ろうと堤防を急ぎ足になる。




1号を家から連れ出して、早馬くんのところへと戻った。



「早馬くん!」


早馬くんは咄嗟に後ろを向く。



「なっ奈田…それに1号!」



「1号も最近寂しそうだったから」



「そっかぁ。サンキュ」



1号といちゃつき始める早馬くん。


本当に無邪気だ。



あ、やばい。



…本気で早馬くんのことが好きになりそうで怖い。