「俺ね、神谷」 さっきまで落としていた視線を ふいに聞こえた声の方に向ける。 「かみや・・・さん?」 「そう、神谷。いつも電車一緒になるね」 気付いてくれてたんだ。 どうしよう・・・・ 顔、にやけてないかな___?