恋色電車





「ん?」




ものすごく優しい目をして私を見てくるあなた。





少し発した声も、優しくて。






「良かったら、これ・・・」





自分が持っていたスティックパンを上げる。





「いいの?」





「いいです...けど、私も食べたいです」




今、あなたがどんな顔をして私を見てるのか、気になるけど





顔はあげられないよ・・・