恋色電車




だから、1.5m先にいるあなたの元に足を進める。






一歩一歩、あなたに近づくたび




ドキ、ドキとうるさくなる心臓。






私に気付いて顔をこちらに向けたあなたと目が合う。





一瞬、足を止めそうになったけど、
















「・・・あの」






勇気を振り絞って声をかけた。