恋色電車




結局、飴はコートのポケットから出ることなく




_____1か月が経っていた。




あの日から、アルバム作成に向け


毎週木曜にはレコーディングしにいくようになった。




毎週木曜日は、俺にとって、君に会える大切な時間になっていた




・・・・・とは、言うものの。



お礼も言えず、また飴も渡せてないこの状況。




「・・・はぁ」



自分で自分に大きなため息をつく。




何一つ行動できてねぇじゃん、俺・・・。



ーキィィィ




耳鳴りのような高い音が響いた後



コンと、ヒールの音が響けば、それは君がこの電車に乗ったサイン。