恋色電車




2:00ぴったりに到着した電車。





私の目の前の扉は開いてるのに、






なかなか乗り込めない。





だって、怖いの。





今日もまたあの2人を見ないとかもしれない。





また、涙を堪えなくちゃかもしれない。





あなたも、もうこの電車にはいないかもしれない。





乗ろうか迷ってる私をサラリーマンが





怪訝な眼差しでみてくる。






だから、意を決して電車にに乗り込んだ。