恋色電車






少し得意げに羽生さんを見る。





それを合図に羽生さんが私から目線を下げる。










「・・・・・・・・・飴?」





そう、私がコートから取り出したものとは飴のこと。





2つ手の平にある飴は、どちらとも私の好きな人からもらった飴。





「その飴、私の宝ものなんです」






「これが?」




「はい」




そう答えた瞬間、羽生さんの耳が赤く染まった。