2時間目が終わって15分休憩
「りょーうーたっ♡」
教室の後ろのドアから
ひょっこり顔をだしたのは莉奈だ。
「おう、莉奈!どーした?」
俺がそばまで行くとえへへと笑った。
「涼太に聞きたいことがあってさー」
「ん?なんだよ?」
「最近A組の南出さんと仲良いの?」
そういって首をかしげる莉奈。
「ん?うん、仲良いけど」
「ふーん…涼太、南出さんのこと好きなの?」
その質問に少し顔が熱くなってどうかな?なんて曖昧な返事になってしまった。
「そっかぁ!南出さん可愛いもんねぇ」
そう言って莉奈はうんうんと頷いた。
「で、なんでそんなこと聞きに来た?」
「え?涼太に好きな人ができたって風の噂で聞いてさー。本当なのかな?って」
なんだその噂。
どーでもいいけどな。
こんな他愛ない話で唯が危険な目に合うなんてこの時の俺は想像もしていなかった。

