「南出さんたちと仲良いの??どういう関係?」
女の子たちの声色が少し低くなって聞いている。
涼太はなんて答えるんだろう?
最近仲良くなったばっかりだし
お友達…?って思ってるのは私だけなのかな?
そんな心配をしている私はすこしドキドキしていた。
「唯は…まぁ今は友達かな!」
そう答えた涼太の声を聞いて
嬉しいような微妙なような…
今は…か。
じゃあもしかしたらこれから先
お友達やめちゃうのかもしれないのかも…
本当は涼太は私のことめんどくさくて
お友達でいるのが嫌なのかも…
不安の二文字が頭の中をぐるぐるしている
「ふーん…。南出さんが涼太の彼女なわけないよねー!」
クスクス笑う女の子たち。
私が彼女!?!?!?
いやいやいや、私なんかが彼女じゃ
釣り合わないよ!!!
可愛くないし、涼太みたいに人気もないし。
するとすこしして
「彼女じゃないけど…俺にとって大事な子だから。」
真剣な涼太の声が聞こえた。
その言葉の後にブーブーと不満を言う
女の子声がちらほら聞こえた。

