正門の前にいくと奈美ちゃんと瞬が
待っていた。
「あっ、涼太くん!唯!」
奈美ちゃんが俺たちに気づいて手を振った。
それを見た唯が奈美ちゃーん!と大きく手を振ってピョンピョン跳ねている。
「唯、転ぶなよ?」
そう言って笑うと
「大丈夫だも…わぁ!!」
大きな石を踏んでバランスを崩した唯。
だから言わんこっちゃない。
「ーーーっ!!危ねぇ!」
俺がとっさに唯の身体を支えた。
軽っ!!!!え?骨と皮しかないんじゃね?
「りょ、涼太!ありがとぉ、ごめんね、、」
えへへと笑う唯をみて俺も自然と笑っていた。

