自分のせいでケガしたんだからと言って、美桜が会見を済ませてくれていた。 「何か、ごめんな。」 「帰ろっか?」 立ち上がり出口に向かって歩き出すと、不意に後ろから声をかけられた。 「美桜ちゃん、久しぶりね。」 振り向くと、ちょっと年配の看護婦さんが笑顔で立っていた。