「適当に座って。」 「う、うん。」 キョロキョロしながら、とりあえずソファーの端っこに座ってみた。 「美桜、まさかここで一人暮らししてる訳じゃないよね?」 冷蔵庫の中を覗きこんでいる美桜に向かって話しかける。 「一人暮らしみたいなもんかな…。」 美桜は、手に持ったペットボトルのジュースを差し出しながら答えた。