お腹が満たされると、遥希の興奮も同時に収まっていた。
食後のコーヒーを口にしながら、どこかゆったりとした時間が流れる。
遥希の満足げな顔を見つめながら、私はずっと聞きたかった質問をした。
「遥希くん…、じゃなくて、遥希のバンドの名前って何て言うの?」
「あれ…。言ってなかったけ?」
私の質問に、意外だと言わんばかりの顔をした。
「うん。何となく聞きそびれてて…。」
「そっか。言われてみればそうかもな。
俺らのバンド名『Noise Revolution』っていうんだ。」
「革命?」
「そう。俺らの音で革命を起こすぞって感じかな。まあ、聴く人が聴いてくれたら、雑音も雑音じゃなくなるんじゃないかって思ってさ。」
真っ直ぐな遥希の視線が、私には少しだけ眩しかった。

