いつか きっと…


「そうだな…彼女いれば来るかもしれないけど、しばらく居なかったしな。」


相変わらず、ポップコーンを口に放り込みながら遥希は答えた。
そんなに食べたら、映画が始まった頃には無くなってしまうんではないか。


「そっか。私も最後に映画館来たの、思い出せないくらい前だよ。」

「へえー。女の子って、映画とかやたら観に来るもんだと思ってた。
てかさ、美桜。一つ言っていい?」

「え…良いけど、何?」

「大した事じゃないんだけど、その遥希くんって言うの、止めない?」

「何で?」

「何かさ、くすぐったくて。俺の事は、遥希でいいよ。」


遥希はそう言って、ニカッと笑った。