待ち合わせ場所には、20分程早く着いてしまった。
まさか、こんなに早く遥希は来ていないだろうと思い、周りをキョロキョロと見渡す。
開店したばかりのショップのショーウィンドーの前。
一瞬、見過ごしてしまいそうになったが、そこには見覚えのある後ろ姿があった。
腕時計をチラッと見ながら振り向いた横顔。
少しだけウェーブのかかった黒い髪の毛が、お日様の光で艶やかに光る。
ベージュのズボンに白いVネックのシャツ。
その上に深いアイボリーのジャケットを羽織って立っていたのは、間違いなく遥希だった。
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