その日の夜は、なかなか眠りにつくことができないでいた。 まるで小さな子供が、遠足の前日になかなか寝付けなくなるように。 遥希に会えるというだけで、こんなにも心が踊る。 自分でも知らなかった一面。 こんなに素直な自分がいるという事に戸惑っていた。 幾つもの感情が入り交じる。 遥希への思いは、みるみるうちに溢れ出し、こぼれ落ちた気持ちは行き場を失い思わず口を伝って言葉に変わる。 『私…遥希が好き。』 ベットの中で声に出して呟く。 『好き。』 自分の気持ち確認するように、もう一度呟いた…。