70億人分の1人

「こと〜!この写真どうしたらいい?」

「んー…笑里がいいなら捨てちゃえば?」

「じゃあ…捨てるっ!」


1枚の写真を縦に横にビリビリ破って、教室の端っこにあるごみ箱へ捨てる。


中野笑里、中学2年生。

可愛くもなく、ブサイクでもないごく普通の中学生。


机の中から見つかった元彼との写真。

元彼といっても、そんなに好きじゃなかった人だけど。