「杏子、抱き枕みたい」




「………喜んでいいの?」




騒動の翌日、悠の家でゲーム。




不条理なゲームの世界に没頭している時。




悠のとろーんとした声が、耳元で聞こえる。




悠の足と足の間に座って、二人でゲームをしてるハズなのに。




最後の一人が終わるまで待ってなきゃいけないシステム。




必然的に、ゲームが上手い悠は早々に終わって、ヒマそうにしてる。




勿論私は、ゲームの世界で格闘中。




これが、なかなか難しい。