「G-32だから……えーっと……」

それにしても広い。
広い上に、人人人人って感じでほとんどなにも見えないんですけどー!?


「ったく、なにしてんだよー。」

たけは、まゆをへの字にして呆れた顔でこっちを向いた。

「ほら、いくぞーー。」

口では面倒そうに言ってるけど
腕をグイッともって私を引っ張っていった。

なんだなんだでほんと優しいよなー。
さっきのグッズの件もそうだけど。