そこには、何やら争っている様な、二種類の吸血鬼の軍団が描かれていた。 一方は、知的な雰囲気を醸す軍団。 紅、蒼、黄の能力を持って攻撃を仕掛けている。 恐らく普通の吸血鬼であろう。 そしてもう一方は、その軍団に対し、極めて少数。 白銀の髪に今にも飛び掛かりそうな姿勢、発達した鋭い爪。 覚醒状態に陥ったルナの姿そのものである…