2人のココロ




「ゃさん!ぁやさん!ふかやさん!!」




はっ。

あたし、気絶してた?




「ごめん深谷さん。テニスできないっていうのは、嘘なんだ。」




うそ?




「ほんとごめん。」


よかったぁ~


「うそならよかった。安心したよ」




「「先輩、俺ら先に帰ります」」

「おーう。ありがとな」







「春樹くん、ほんとにごめん。あたしのせいで、高校ダメになるかもしれない」

「大丈夫だって!さっきのは冗談だし。これぐらいへっちゃら!!」



「あの_またお見舞いに来てもいいですか?」

「大丈夫だよ来なくて!
 深谷さんにも受験とかあるから、そっちに集中して?」

「でも、」


「ありがとう。いい、思い出になったよ」