・・・・・・・


「…いっ!…たぁ…」

俺の肩に食い込む 空の指から その痛さが伝わる…


でも…止めてあげられない…

痛みに耐える空に 少しでも気が逸れるように 何度も何度も 優しいキスをする…

愛しさが…とめどなく溢れる…


・・・・・・


ぐったりしている空を 腕の中に きつく抱きしめる…


「ごめん…空…優しく出来なくて」

「ううん…大丈夫…うれしい。
緋色のものになれた…」

「俺も…空だけのもの。ありがとう 空。
痛いの ガマンしてくれて…俺も すげえうれしい。」

「緋色…一緒にいてね。これからも
ずっと…緋色 大好き。」

「空…離さない。…愛してる…」