タックルで 倒されたヒロが 中々 起き上がらない…

ヒロ…ヒロ…怖い…
「ヒロ〜!起きろ!・・ヒロ〜!」


ヒロに近づける ギリギリまで駆け寄り
大声で 呼び続ける。


「・・くう・・」


気がついた!…もう!心配させて!
大丈夫そう…よかった…


「ヒロ、がんばって!」

コクリと頷き、戻って行く。


よかった。ほっと胸を撫で下ろし、エミ達の所へ 戻ろうとした時…

見覚えのある2人に 声をかけられた。


あの時の人達だ…見に来てたんだ。
こんな時に やめてよ。


「なんですか? 私 試合見たいんですけど・・」


つい、トゲのある言い方をしてしまう。


「・・謝りたくて・・ごめんなさい。
ひどい事して・・」