私の上に 乗ったまま ピクリともしない
マサ兄…
「・・・忘れるな・・」
耳元で 小さく呟く。自分は 忘れたい
出来事だと 言ったくせに…
「なんで私だけ 忘れたらだめなのよ。
マサ兄は 忘れたいくせに・・ずるい」
「わかってる、理不尽な事 言ってるの。
でも・・忘れてほしくない。あんな
最低な事した俺なんか、もう愛想尽きたかもしれないけど・・あの時の 俺の
気持ちは 忘れないで・・」
「マサ兄の・・気持ち?」
「好きだ、ニナ。ニナを独占したくて
抑えきれなくて、夢中だった・・
自分の事ばっかで・・・ごめん。」
…頭が まとまらない
今、好きって言った?
…でも…忘れたいんだよね…
「マサ兄、わかんない・・私の事、
好きなの?じゃあ、何を忘れたいの?
私と ああなった事、後悔してるんだよね
・・」
「・・・ニナ、なんか誤解してる」

