「マサ兄、とめてって!
私も 忘れるから、もういいでしょ!」
マサ兄は 何も言わず、ただクルマを
走らせる。そして、やっとエンジンを
止めた その場所は…昨日のホテル?
「・・・なんで?」
無言のまま、私の腕を引っ張って
部屋に 押し込む。
忘れたいって 言っといて、また
こんな所に 連れて来るなんて…
もう、訳わかんないよ…
一瞬、脱力してしまった体が 浮き上がり
ベッドの上に 雑に 降ろされ、そのまま
マサ兄の 体が 覆いかぶさった…
……やだ!
マサ兄の体を 離そうと ありったけの力で 押し返すけど、びくとも しない。
また 後悔を 繰り返すの…?
……もう どうでもいい。その時だけでも マサ兄が 私を求めるなら…
覚悟を 決めた。
……だけど、マサ兄は ただ 覆いかぶさってるだけで 何も しない…
「・・・マサ兄?」

