「あともうちょっとで花火だね!トシ兄」
「……」
「ねぇ、勇兄トシ兄ってばぁー」
「なぁトシもうじき花火上がるってんのにどんどん人が出て行ってねぇか??」
「あぁ、俺も思う。。。睡蓮、離れんなよ。。。睡蓮⁉︎」
ドドォォン
花火が上がった。
花火の光りで見えたのは泣き叫ぶ睡蓮だった。
「トシにぃぃぃぃ!!!!!勇にぃぃぃぃ!!!!!助けて。。。」
「まってろ!」
まってろ!と言っても睡蓮は知らぬ誰かに連れて行かれ花火とともに消えて行った。
どんなに伸ばしてても届かない手。
握ったては空気を握るだけでそこには睡蓮の手はない。

