「よかったあ!やっぱり願かけしたお陰だよー」 麻美は無邪気に 喜んでいる。 てっきり離ればなれになると思っていたので、 私は逆に拍子抜けしてしまった。 でも、よかった。 二人で、文字通り 手を取りあって喜んだ。 ミサンガも、あながち気休めだけではなさそうだ。 全員のクラスが発表されると、それぞれの教室へ移動することになった。 バラバラになる皆。 そして、ここからは 新しいクラス。 胸が弾んだ。