先輩×後輩



「何か手伝いましょうか?」



お肉も野菜もいっぱい食べて、バーベキューももう終わり。


あたしがキッチンで洗い物をしていると、そこにやってきたのは…



「えっと…川村くん、だっけ?」



噂の彼、川村くんだった。


俊くんはちょうどトイレに行ってるし、優子は2階で何かの片付けしてるし…


光輝くんたちはリビングでゲームをしてる。


…どうしよ?



「名前知っててくれたんすか!?」



一気に笑顔になった川村くん。


うわぁ…


もしかしてなんか期待させちゃった?


全然そんなつもりなかったんだけど…



「えっと…片付けなら大丈夫だよ」

「じゃあ、ここで見てます」

「見ててもおもしろくないよ」

「俺がただ見たいだけなんで」



いや、見なくていいんだけど…!


っていうか、今時の高校生ってこんなに積極的なの!?