先輩×後輩



やばい…


優子の話に、自然と顔がニヤける。


だって俊くん、可愛すぎ!!



「…さくら、顔」

「いいの〜!」



そーんなことで、ヤキモチだなんて!


あたしが俊くん以外の人を好きになるはずなんてないのにね!



「俊くんのところ行ってこよーっと!」

「じゃあついでにこれとこれも」



両手にお肉と野菜を持たされ、あたしはリビングから庭へ。


今日初めて来たけど、テーブルも出てるし椅子もちゃんとあるし、キャンプみたい!


あたしは俊くんの隣に座って、俊くんの横顔をじっと見つめる。



「…なに」



あたしの視線に気づいたのか、ちらっとこっちをむく俊くん。


…ちょびっとだけ、顔が赤いのがわかる。


そうなの。


俊くん、見つめるとすぐ赤くなっちゃうんだよね!