携帯を開くと、俊くんからの着信履歴が。


うそっ!


電話くれてたなんて〜!!


呑気にアイスなんて食べてる場合じゃなかった!!


あたしは急いで俊くんにかけ直した。



『もしもし』

「あっ、もしもし俊くん?」



思いのほか、俊くんはすぐに出た。


たまたまさっき忙しかっただけなのかな。




『ごめん、電話できなくて』



そんなの全然いいのにー!!


あたしがアイスなんて食べてたのが悪いんだから!!



「そんなのいいから!」

『バイトだった』



やっぱり、バイトだったんだ。


でも、なんで昨日言ってくれなかったんだろ?



『今日、先輩に変わってもらって、急にでることになったからさ』