「はっ!!」

私は目を覚ました


視界には白い天井が見え

周りには誰もいない



「ここ、何処?…」


病院?



窓を見るとよく晴れている空がよく見える



「何でこんな所に…」

意味が分からない、記憶が無いようだ


親の名前、友達の名前、自分の名前、顔も憶えてるのに


あとの記憶が無い…


「や、やだっ…」

私が呟くと同時に頭痛がピリッときた

まるで頭に電気が通ってるみたいだ




ガラガラガラ

急にドアが空いた

どうやら医者が来たようだ



「ようやく目覚めたみたいだね」

30代くたらいだろうか、痩せてメガネのかけた先生だ


「え?」

「君は半年も寝てたんだよ?おーいこの子の親に電話してくれ」

医者が付き添いで来ていた看護師にいう



半年も?!

半年も寝てたの?!!



「あの先生、頭が痛くて…それで、あの、記憶が無いんです…私が居ない間何があったんですか?」

「頭の痛みはきっとすぐ治まる、あとで親に聞けばいいさ」

ニヤリと笑ってこっちを見た

すこし緊張感がはしる


「痛み止め後で一様渡しておくよ」

目が笑ってない


「ありがとうございます。」


気持ち悪い、まるで仮面を被っているみたいだ