だってこれ、俺の得意分野だから。 だけど…… 「なぁ、沙良知ってるか?」 今は大目に見てほしい。 溢れた気持ちをそのままにしとけなかった俺を許してほしい。 「すっげぇ仲良い友達って散歩する時 手、繋ぐんだってよ」 ちょっと欲が出た。 彼女の涙を止めるためって、言い訳して 自分のためにウソをついた。 「なに、それ……っ」 くすりと彼女が笑う。 だって俺、お前が好きだから。 本当は言いたかったのに、言えなかったから。 「じゃあ私達、手繋ぐの?」 「ああ、」