キミのイタズラに涙する。



「仲良くなったというか

会ったことあるって言ったじゃん?

そのことを言って

そしたら……うん、なんか色んな人と仲良いのも分かるなって思った」


「まぁ誰とでも馴染めちゃう感じはするしね

紙飛行機も良かったじゃん、助けてもらって」


本人は飛ばしたくなっただけ、

なんて言っていたけど


やっぱり違うよね。


「沙良分からなかったでしょ?あの問題」


「ごもっともです

梓〜助けて~」


泣きつくようにそう言えば、


「じゃあ教えてあげるからテキスト出して」

梓はさっそくそう言ってくれた。