キミのイタズラに涙する。



「隆平によろしくな~」


「私の分も~」


「はいはい」


軽く返事をしてから校舎を出て

すぐ近くのコンビニに行く。


ゼリーと、あとは……このチョコ好きって言ってたけど

隆平食べれるかな?

一応いれとこ。


隆平の好きなチョコも入れ、私は彼の家に向かった。

彼の家は夏休みに一度みんなで行ったことがある。

その時は一緒に宿題をやったんだ。

楽しかったなあ。


隆平のおばさんがスイカを切ってくれて、みんなで種飛ばし大会とかやったっけ。


思い返せばたった一年でたくさんの思い出が増えたな。


「あ、ここだ」