トーコさんのおかしな言動も、高熱でうなされて気弱になってたからだろう、そう自分を納得させてたのに。 数日後。 夢の話をしている途中に、泣き出しそうなトーコさんが言った言葉。 『郁生くんに聞いて欲しい! ……郁生くんだから……』 もう一度向かった城址公園でも、 『ありがとう……今頼れるの、……郁生くんだけ、だから………』 ………なんでこの人は、こんな可愛いこと言うんだ? しかも、無自覚だから質が悪い。 それともそんなふうに聞こえちゃうのは、『初恋はトコちゃん』な俺のせい?